倉吉 アザレアのまち音楽祭
利一の三味線とジャズピアノ・コンサート

JazzPiano 妹尾美穂
2011年6月11日(土)19:30〜 三朝町総合文化ホール 700円


プログラム(曲順は未定)
第一部
1、津軽じょんから節 旧節
2、無伴奏パルティータ より
アルマンド〜サラバンド〜ブーレ アングレーゼ J,S,Bach
3、螺旋 北爪道夫作曲
4、玉桂 長沢勝俊
5、津軽よされ節

第二部
1、南部俵積み唄
2、くじら 山内利一
3、ホーハイ節
4、Bright Cherry Blossom
5、Fluegel


プロフィール

山内利一

(やまうち りいち)三味線
 鳥取県三朝町出身。 京都市立芸術大学音楽学部打楽器専攻卒業。 平成3年鳥取県高等学校総合音楽会ソロ部門(マリンバ)において最優秀賞受賞。 同年三朝町より奨励賞受賞。 打楽器を大口久二子・小谷康夫・山本毅・種谷睦子の各氏に師事 。長唄囃子を藤舎呂悦氏に師事。 津軽三味線を京極流・松村幸治氏に師事。 現代邦楽三味線を山崎千鶴子氏に師事。日本音楽集団打楽器奏者、fdm(風流打楽 祭衆)音楽監督、P.A.N.KLANG(KYOTO PERCUSSION)、Fluegel、和奏、等メンバー。 これまでに、オーストリア(ウィーン)、ドイツ(ベルリン)、ニュージーランド(ハミルトン)にて津軽三味線のソロコンサートを行う。2009年11月に京都で行われたリサイタルが第20回出光音楽賞の候補としてノミネートされる。フリーの打楽器奏者として、オーケストラ・室内楽・アンサンブルなどに参加する一方、和太鼓奏者・津軽三味線奏者としても広く演奏活動を行う。 世界各地で演奏活動を行うかたわら、和太鼓の指導を行い後進の育成にも力をいれている。声明、舞踊家、狂言師、書道家、画家など、他ジャンルとの共演も多い。

妹尾美穂

(せのお みほ)JazzPiano
 岡山県生まれ。くらしき作陽大学卒ピアノ科専攻。クラシックピアノを渡邉康雄氏に師事。8年間小学校で音楽講師を務め、ピアニストへ転向。ジャズピアノを菊池ひみこ・堀秀彰 各氏に師事する。2007年岡山JAZZフェスティバル後楽園・幻想庭園フェリーぺ中村 WorldJazz Ensembleのメンバーとして出演。2008年「妹尾美穂☆TRIO」鳥越啓介(b)藤井学(ds)と共演。2009年「TWBC2009」東京ビッグサイトのイベントで納浩一(b)藤井学(ds)と共演。スコット・ハミルトン(ts)と共演。「多田誠司With妹尾美穂TRIO」多田誠司(Sax)と中国地方を中心にツアーを行う。岡山県民文化祭「倉敷JazzStreet」では、大原美術館での初JazzLiveアーティストに抜擢され、大好きな東山魁夷の絵からインスパイアされたオリジナル曲などを演奏し満席の中、好評を博す。自己のトリオ 妹尾美穂TRIO[伊予平(b)コウ(ds)]は岡山をはじめ中国地方で活動中。多田誠司(as)三木俊彦(as)スコット・ハミルトン(ts)など多くのプロミュージシャンとのギグも積極的に行っている。現在、アヴェニュウのレギュラーとして妹尾美穂TRIOは第一土曜日に出演中。
 ♪参加CD♪ INFAS MUSIC より「 Ghibli of Life 」また、Okayamaドラムサークル「FantaRhythm」のDCFA公認ファシリテーター。岡山県を中心に地域・学校・施設・病院・などで「ココロのサプリメント」をテーマに幅広くドラムサークルを展開。健康増進施設「はぁもにい倉敷」で「リズムでコミュニケーション」講座の講師を務める。


ご案内

 「利一」さんとは「山内利一さん」のことであり、三朝出身のプロ演奏家なのです。元々、京都市立芸術大学で打楽器を専攻され、マリンバとか太鼓の演奏家だと思っていました。ところが今回のコンサートはタイトルにもある通り「三味線」なのです。和太鼓のグループで活動されていたことは知っていましたが、本格的に三味線音楽にどっぷりと浸かり、現代音楽とのコラボを手掛けるアーチストに変身しておられることは知りませんでした。プロフィールを拝見すると、海外でもご活躍のようで、今の時代に即した新しい音楽のスタイルを作っておいでのようです。
 今回は、第一部で利一さんの三味線ソロを存分にお聴きいただき、二部でジャズピアノとのコラボレーションを楽しんでいただきます。三味線のソロで聴くバッハのパルティータは、果たしてどんな演奏になるのか楽しみです。津軽三味線で最も知られた「よされ節」には、最も期待しています。かつて高橋竹山が米子市公会堂で聴かせた「よされ節」の感動が、再びよみがえる事だろうと大いに期待しています。二部では、民謡と新作の現代音楽を、ジャズピアノと一緒に新しい響きとして再構成した音楽の楽しみ方を提案してくれることでしょう。どなたにとっても聴きやすく、楽しめる内容になっています。どうぞ、三朝の風土が生んだ「利一の三味線とジャズピアノ」の公演をご支援いただき、ご参集されますようご案内いたします。