6/20 辺見康孝ヴァイオリン・コンサート

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プレゼンター:虹の会

辺見康孝ヴァイオリン・コンサート

2009年6月20日(土)19:30〜 倉吉博物館玄関ホール 700円

プログラム                                             

第一部

@ジュピター(ホルスト作曲)
A『黄道十二宮』より「しし座」、「おとめ座」(シュトックハウゼン作曲)
B愛の糸(木下正道作曲)
C愛の挨拶(エルガー作曲)
D愛の悲しみ、愛の喜び(クライスラー作曲)

第二部

Eボレロ(ラヴェル作曲/X[iksa])
Fカルメン幻想曲(辺見康孝作曲)
Gアンダルーサ(グラナドス作曲/X [iksa]編曲)
Hツィゴイネルワイゼン(サラサーテ作曲)

ソリスト・プロフィール                                       
X [iksa](イクサ)

辺見康孝(ヴァイオリン)と松村多嘉代(ハープ)によるユニット。20065月にアセンヌ・ラルビのオペラ『松風』で共演したのをきっかけに、デュオとしての初共演は200610月。これまでにリサイタルの他、様々なシーンで活動を展開し日本はもとよりオーストラリア、韓国でも演奏活動を行っている。レパートリーはクラシックから現代音楽、またポピュラーや映画音楽などジャンルの垣根を越え、オリジナル曲やオリジナルアレンジにも挑んでいる。200811月にCDX[iksa]』をリリース。

辺見康孝(へんみ やすたか、ヴァイオリン)

松江市生まれ。3歳よりヴァイオリンを始める。現代の作品を得意とし、独自の奏法を開発し従来の奏法では演奏不可能な作品もレパートリーとしている。また自ら作曲も行い、ダンサー、美術家、サウンド・デザイナー、舞台俳優などとのコラボレーションは常に好評でその柔軟性は他に類を見ない。これまでに日本はもとよりベルギー、オランダ、フランス、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、ハンガリー、オーストラリア、アメリカ合衆国、南アフリカ共和国、韓国で演奏活動を行っており、武生国際音楽祭(日本)、アルスムジカ(ベルギー)、フランダース音楽祭(ベルギー)、ベルフォール音楽祭(フランス)、ウルティマ音楽祭(ノルウェー)、バルトーク・フェスティバル(ハンガリー)、メルボルン国際芸術祭(オーストラリア)、ブリスベン・バイエーニアル音楽祭(オーストラリア)、TBAフェスティバル(アメリカ)、ナショナル・アーツ・フェスティバル(南アフリカ)、大邱国際現代音楽祭(韓国)、嶺南国際現代音楽祭(韓国)、などの様々な国際音楽祭に招待されている。2001年より2年間はベルギーのアンサンブルChamp d'Actionのヴァイオリニスト、帰国後はnext mushroom promotionのヴァイオリニストとして精力的に演奏活動を行う他、ハーピスト松村多嘉代とのデュオX[iksa]では新たな境地を開拓している。またアメリカ、スタンフォード大学などでの現代奏法についてのレクチャーは好評で、作曲家の創作活動に刺激を与え続けている。
2004年、Megadisc(ベルギー)よりヴァイオリン・ソロ曲を集めたCDがリリースされた。
2005年、next mushroom promotionとしてサントリー音楽財団より佐治敬三賞を受賞。
http://sun.ap.teacup.com/yashemmi/

松村多嘉代(まつむら たかよ、ハープ)

3歳よりピアノを始める。相愛音楽教室、相愛高等学校音楽科を経て相愛大学音楽学部ピアノ専攻卒業。フランス・ニース国際音楽アカデミーにおいてクリスチャン・イヴァルディのマスタークラスを受講。第18回京都フランス音楽アカデミーにおいてイザベル・モレッティのマスタークラスを受講。
 現在フリーランスハーピストとして、ソロ、室内楽、オーケストラなど国内外で活躍。これまでに京都フィルハーモニー室内合奏団イタリア公演、文化庁舞台芸術フェスティバルなど数多くの演奏会に出演。テレビ、ラジオ出演や
CDのレコーディングなど幅広い活動を行う。妹・松村衣里とのハープ2台によるデュオ・ファルファーレ(イタリア語で蝶々)でフランス・アルル国際ハープフェスティバル、京都・高台寺土曜コンサート、NHK FM「名曲リサイタル」等に出演。ハープのためのオリジナルの作品はもとより、自ら編曲を手掛け、クラシックの名曲や日本の歌、ポピュラー、ボサノヴァなど幅広いジャンルの作品をレパートリーとしている。楽しいおしゃべりをまじえながらのファンタスティックなステージには定評がある。
 ヴァイオリニスト辺見康孝氏とのデュオ、
X [iksa]で韓国・江原道にて日韓交流演奏会、オーストラリア・メルボルンにてAphids reel music festival等に出演。クラシックからポピュラーまで幅広いレパートリーを持ち、新作の委嘱初演など新たなレパートリーの開拓に努めている。
http://gold.ap.teacup.com/farfalle/)

ご案内                                               

 聴衆の皆様に改めて紹介するまでもなく、辺見康孝氏はアザレアのまち音楽祭を代表する顔としてすっかりお馴染みの、そしてファンが熱狂して待望するヴァイオリニストです。私は辺見氏を、学生時代からずっと聴かせていただいていますが、その進化のスピードと音楽性の豊穣をもたらす表現力の豊かさは、群を抜いていると感じています。アザレアのまち音楽祭の常連としてずいぶんなりますが、音楽に対する彼の謙虚さと、貪欲なまでの向上心が、現在の辺見氏を創りあげているのだと感動しています。

 近年は、辺見氏のヴァイオリンと非常に相性のいいハープ「松村多嘉代」とのデュオが中心になってきましたが、私たちに新境地を見せてくれています。そして新ユニットX[iksa]を結成して、ますます精力的な演奏活動態勢に入っています。今回のコンサートは、まさにX[iksa]の披露コンサートとして注目されます。

 ヴァイオリンとハープ、そして倉吉博物館玄関ホールの広い空間がマッチして、豊かな響きと高音の冴えた響きを提供してくれます。皆さんよくご存知の名曲でつづられた今回のコンサートは、これまで以上の満足感を味わっていただけるものとお勧めします。今年から、アウトリーチの一環として、辺見氏のレッスンが倉吉市勤労青少年ホームの文化講座ではじまります。お子さんから熟年までのみなさん、ヴァイオリンにトライしてみませんか。