尾前加寿子ソプラノ・コンサート
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2007年6月5日(火) プレゼンター:中海工業
尾前加寿子ソプラノ・コンサート
ピアノ/森本祥子
会場:倉吉信用金庫ホール
午後7:30  700円

【プログラム】
第一部
@「天地創造」より (ハイドン作曲) 「地に青草いでて」
A「メサイア」より (ヘンデル作曲)「娘シオンよ、大いに踊れ!」
B「マタイ受難曲」より (バッハ作曲)「愛ゆえに我が主は死にたもう」
C 教会のアリア(祈り)(ストラデッラ作曲)
Dアヴェ・マリア(バッハ・グノー作曲)
EExsultate jubilateより(モーツァルト作曲) “Tu virginum corona”

第二部
@竜舌蘭(八木重吉作詞/木下牧子作曲)
Aうつくしいもの(八木重吉作詞/木下牧子作曲)
B不思議をおもう(八木重吉作詞/木下牧子作曲)
C風をみたひと (クリスティナ・ロゼッティ作詞/木島始訳詞/木下牧子作曲)
D重いのはなあに? (クリスティナ・ロゼッティ作詞/木島始訳詞/木下牧子作曲)
E草に寝て…(立原道造作詞/ 木下牧子作曲)
F誰かがちいさなベルをおす (やなせたかし作詞/ 木下牧子作曲)
Gさびしいカシの木 (やなせたかし作詞/木下牧子作曲)

【プロフィール】
尾前加寿子
 
作陽音楽大学声楽科卒業。モーツァルテウム音楽院(オーストリア)にて学ぶ。坂本朱美、ルドルフ・クノール、村田健司、飯田純子、平野弘子の各氏に師事。1991年、帰国記念リサイタル後、リサイタル2回。1996年、モーツァルト「レクイエム」ソリスト(米子公演)、鳥取オペラ研究会公演「河童譚」「子うさぎましろのお話」、1998年アザレアのまち音楽祭、鳥取オペラ協会公演「フィガロの結婚」にスザンナ役、2000年「魔笛」公演ではパミーナ役で好演する。国民文化祭とっとり2002オペラ「ポラーノの広場」公演でロザーロ役歌い好評を得る。鳥取県の音楽家たちコンサート出演。現在みずばしょうコーラス、のぞみ会ミルフィーユ指揮者。鳥取ゾリステン、鳥取オペラ協会理事。

森本祥子
 
鳥取大学教育学部音楽専攻 卒業。浜田吉野、西川妙子、竹内京子、富田紀子、アレクサンダー・ルスラー の各氏に師事。2001年にソロリサイタル開催。ソロの他、声楽と合唱の伴奏活動を積む。鳥取ゾリステン会員。

【ご案内】
 待望久しかった尾前加寿子氏が、6年ぶりに登場します。先回は、独身時代の西川さんであった2001年の第19回の音楽祭でした。尾前氏は翌年結婚されましたが、2002年のオペラ「ポラーノの広場」に出演された後、育児に専念されていました。その間、お二人の子どもさんを育てられ、昨年のオペラ「コシ・ファン・トゥッテ」で音楽現場に復帰されました。それも、益々磨きのかかった美声とともに、深い表現力を携えたものであり、ソロ・コンサートを待望したものです。
 今回は一部で宗教音楽を、二部では新しい日本歌曲として最も人気の高い「木下牧子」作曲の歌曲を歌っていただきます。ちょっとお洒落でエスプリの効いたシャンソンを思わせる曲たちは、聴く者の心に、優しい安らぎやほっとする清涼感をもたらせてくれます。私の個人的な思いは、どんな曲が歌われても、納得させられ、愛おしく聴いてしまう、まるでハーメルンの笛吹きのような何かが、尾前氏の歌唱にはあると信じ込んでいます。正に、クラシック音楽の持つ官能の世界や、ソプラノのもつフィジカルな快感の世界が尾前さんには備わっていると思います。どうか、多くの皆さんに、その快感を堪能していただきたいと願っています。