大西瑞課香箏曲演奏会

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プレゼンター:まつだ小児科医院

2006年5月12日(金)
会場:倉吉交流プラザ視聴覚ホール
午後7:30  700円

プログラム
第1部
1熱帯魚(船川利夫作曲)
2風にきけ(吉崎克彦作曲)
3春うらら(川崎絵都夫作曲)
第2部
1吉野静(筑紫歌都子作曲)
2蒼月譜(川崎絵都夫作曲)

【プロフィール】
大西瑞香(おおにし みずか)
 古典箏曲、地唄三味線を故・菊原初子(人間国宝)、現代箏曲を故・沢井忠夫に師事。NHK邦楽オーディションに、箏・歌の両部門で合格し。NHK「邦楽のひととき」など邦楽番組に古典箏曲や現代邦楽で出演。尺八の古屋輝夫と共にCD「莞弦秘抄」をリリース。これまでにソロ或いはジョイントのリサイタルは数十回を開催。
1996年に島根県八雲村から出土した「古代琴」の復元に関わり、アジア国際民族音楽祭、考古学シンポジウム環日本海国際交流会議などで復元演奏を行う。2002年、2003年には、佐賀県吉野ヶ里遺跡国営センター主催の古代琴復元講座を担当した。
又、韓国の伝統音楽や伝統音楽教育を調査・研究し国内に紹介するとともに、青少年の邦楽教育に取り組んでいる。1998年、米子市文化賞奨励賞を受賞。
 現在、島根大学教育学部非常勤講師、鳥取短大国際交流学科非常勤講師。
 


【ご紹介】
 大西さんの筝曲に出会って四半世紀が過ぎようとしています。初めて聴いた安来清水寺の庭園コンサートの衝撃は、今も変わることなく、益々先鋭化して音楽の真髄を私たちに向けて発信し続けています。大西さんの筝の魅力は、邦楽の世界にありがちな曖昧な「間」とか、「ズレ」と言われる特質を、必然の時間として音楽の美しさを生み出すところにあります。ですから、西洋音楽に慣れ親しんだ耳にも、説得力を持つのです。古典でも現代作品でも、ピアノ・ソナタを楽しむ感性で聴くことが出来るのです。これは並大抵の事で、出来る技ではありません。現代のプロ奏者だけが身につけている感性なのかもしれません。
 大西さんのもう一つの顔として、近年アウトリーチ活動があります。学校を回っての音楽教室です。最もピュアな感性を持つ子供たちに、優れた伝統音楽の命を吹き込み、音楽の持つ力を体感させる活動は、今最も望まれている事です。日本人の遺伝子に眠る邦楽への憧憬を、きっと目覚めさせていただけるものと期待しています。
 今回もまた、現代作品を聴かせていただけます。クラシカル音楽愛好の皆様には、是非お聴きいただき、筝曲の現代性を体験していただきたいと思います。